冷え症と貧血に効果のある温泉成分と該当温泉地について
温泉には色々な効能があることはご存知だと思いますが、自分の症状にはどんな温泉成分が効くのか、またどこの温泉地に行けば良いのかはご存じないと思いましたので、今回は冷え症と貧血に効果がある温泉成分と該当する温泉地について紹介します。
冷え性に効果がある温泉成分の一つ目は炭酸湯です。入浴すると体内に温泉成分である二酸化炭素が皮膚から吸収されます。すると体内に不足した酸素を補うため血管が拡張して血流が促進されます。よって冷え症が改善されます。
炭酸湯で有名な温泉地としては大分県の「長湯温泉」があります。長湯温泉は炭酸の成分が多いため、長湯すると身体が酸欠状態になる恐れがあるため、入浴時間は30分以下がお勧めのようです。
また埼玉県春日部市や群馬県伊勢崎市にある「湯楽の里」はどちらも人工の炭酸ガス発生装置を導入して高濃度(1000ppm)の弱酸性炭酸湯としているため冷え症だけでなく、肌に優しく毛穴を引き締め、更に滑らかで潤いのある肌とする効果もあります。
こちらの入浴時間は15分程度で湯温は37℃(湯温が高いと炭酸ガスが蒸発してしまうため)となっています。
冷え症に効果がある温泉成分の二つ目は塩化物湯です。入浴すると皮膚に温泉成分の塩分が付着して汗の蒸発を防止します。すると身体が良く温まり、湯冷めしにくなります。よって冷え症が改善されます。
塩化物温泉で有名な温泉地としては埼玉県久喜市の「百観音温泉」があります。百観音温泉は弱アルカリ性(ph7.6)のナトリウムカルシウムを多く含むナトリウム塩化物強塩温泉であることから身体が良く温まるため冷え症が改善されます。また温泉成分が皮膚の皮脂に反応して美肌成分となるため、美肌の効果もあります。
また兵庫県の「有馬温泉」も有名です。有馬温泉の温泉成分は塩分と鉄分が多く含まれているため、冷え症が改善されるで毛でなく、鉄分を多く含むお湯を飲むことで貧血の改善もできます。