なぜ睡眠中に足がつり易いのか

 私の治療院でも以前から睡眠中の足つりに悩んでおられるお客様が多くいらっしゃいました。そこで今回はなぜ睡眠中に足がつり易いのか、その原因と対処法について紹介したいと思います。

 一般に足のつりは下肢筋肉の過労、発汗による脱水症状、ミネラル等の栄養不足、身体のの冷えや加齢による血行不良が原因で起こることは先月号で紹介しました。睡眠中の足のつりはそれらの条件に加え、睡眠中に心拍数が減ることで筋肉が冷えて血管が収縮するため、筋肉や腱の収縮と弛緩がうまく働かなくなること。また睡眠時の布団の重みで足が尖足(底屈)状態となり、ふくらはぎの筋肉の収縮状態が継続してしまうため足がつり易くなるのです。

 足のつりが頻繁に起こる方の対処法は、就寝前にバランスの良いスポーツドリンクでミネラルや水分を補給すること。また就寝時の服装は身体を締め付ける下着や上着は避け、寝がえりのしやすいものを選び、布団は羽毛布団のように軽くて暖かく、通気性の良いものをお勧めします。

 足がつってしまった場合は、まずは痛みに耐えてつった足の筋肉を伸ばすストレッチを行い、次に筋肉をやさしく心臓に向かって痛みが無くなるまで摩ることをお勧めします。

 この対処法を行っても足のつりがあまり改善しない方や、たびたび足のつりが起こる方で、もっと効果のある治療を受けたいと感じている方は、ぜひ大木治療院にご相談ください。

 大木治療院では中国式の手技療法の「すいな」やオイルマッサージ等でお客様の症状に応じた施術法やストレッチ法をご用意しております。また治療法はお客様と相談のうえで決定しますので安心してお越しください。