冷え症のタイプとその対処法

 一般に冷え症は手足が冷える四肢末端型冷え症、脚が冷える下半身型冷え症、お腹や内臓が冷える内臓型冷え症に分けることができます。

 今回はそれぞれのタイプの特徴とその対処法を紹介します。

  四肢末端型冷え症の特徴は10代から20代の女性に多く、手先や足先が特に冷えるタイプです。手先や足先が特に冷える理由はダイエットや運動不足が原因で筋肉量が少なくなると内臓を守るため自律神経の働きで血液が体の中心部に集められるためです。その対処法は手足を温めるだけでなく、お腹やおしりをカイロ等で温めて身体全体を温めることが大事です。

 下半身型冷え症の特徴は長時間のディスクワーク等を続けたことでおしりの筋肉が凝り、腰から下(おしり、大腿、下肢、足先)が特に冷えるタイプです。下半身が特に冷える理由は下半身の血流を支配する坐骨神経がおしり付近で圧迫されて乱れるためです。その対処法は半身浴や全身入浴でおしりの筋肉を緩めて血行を良くすること。またこまめなストレッチを行うことで新陳代謝を高めることが大事です。

 内蔵型冷え症の特徴は手足は温かいのにお腹や内臓が特に冷えるタイプです。お腹や内臓が特に冷える理由は、お腹や内臓の血液の流れを支配する自律神経がストレスや腰部の凝りで圧迫されて乱れるためです。その対処法は身体を中から温めることが重要で、身体を温める根菜(生姜、大蒜、ごぼう等)や飲み物(紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶)を普段から摂取する習慣を身に着けることが大事です。また夏野菜(トマト、キュウリ等)はスープのようにして温めることをお勧めします。

 この対処法を続けても効果が感じられない方は大木治療院にご相談ください。

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